今年は千葉市の災害復旧におわれた1年でした。

今年3月11日(金)午後2時46分に発生したマグニチュード9.0の東日本大震災により、我が郷土千葉市の美浜区を中心とした埋立地域に、液状化現象により、道路・下水道・公園などに大きな被害が発生しました。
昨年12月千葉市建設コンサルタント協会設立10周年を終えて、役員改選で3月に会長を再認としてやむを得ず引き受けたばかりに運悪くこの災害が発生。それからは「千葉市と共に」をスローガンに千葉市の土木行政のお役に立つべく、災害調査・実施設計に協会として取り組み、漸く12月までには工事発注できたところまでこぎつけました。千葉市の協力と協会会員の協力でなしえた事と思います。とにかく筆者にとりましても今年は災害に始まり災害に終わるといった忙しい1年でした。12月20日千葉市の幹部の皆さんと協会会員の代表が集い、今後予想される災害に備え、今回の反省を踏まえて体制つくりについて前向きに話し合いました。本協会を立ち上げた筆者としても漸く協会の存在を千葉市に認めて頂く機会であったと思います。関係者の皆様には心から感謝申し上げたいと思います。当日の様子が業界紙「日刊 建設タイムス」に掲載されましたのでこの場を借りて紹介させて頂きます。
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また当日は、経営者研修会として、協会員で地質の専門家のCエンジN社長に県内の被害状況・地質の特性・東北の被害状況などの講演を聞きました。(写真 左側)
公共工事が軽視されがちに成ってきた昨今、民主党が「コンクリートから人へ」をマニフェストの基本理念として掲げ多くの国民の支持を得て、政権を担いました。しかし今回の地震・大津波・台風による被害などの教訓から、
「コンクリートは人のために」と修正したほうが良いと痛感しています。無駄な公共事業は廃すべきですが、人の安全・生活に直結するものは、日頃からしっかり取り組まなければいけないと考えています。
来年も引き続き宜しくお願い致します。

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