いすみ鉄道(菜の花列車・ムーミン列車)紹介

4月8日いすみ鉄道の中心となる駅大多喜に行き、いすみ鉄道に乗りました。最近テレビやマスコミで宣伝され有名になってきました。我が木更津の奥座敷は小櫃川の流域にありますが、一山北側に、養老川(東京湾に流れる)・夷隅川(太平洋に流れる)の流域広がる地域です。室町時代(1400年代)房総の拠点として甲斐の武田信玄を5代遡る武田信長という人がここ馬来田の地に真里谷城を築きました。その支城として万木城・大多喜城が開かれたようです。もともとこのいすみ鉄道は外房の大原駅から大多喜まで、後に上総中野駅まで明治44年に軽便鉄道として運行が開始されました。昭和5年外房の大原駅と内房の木更津駅をつなぐ構想ができ、その名を国鉄木原線と名付けられました。その構想は昭和9年には断念されましたが、木原線という名は昭和63年まで続きました。昭和62年に第3セクターとして、いすみ鉄道と名前を変えて現在に至っています。赤字路線のため、社長を公募して新しいアイデアのもと、地元沿線の人々が協力して活性化が計られました。今では久留里線はJRとして、千葉県では唯一残るデイゼルカーですが、第3セクターとして活性化したいすみ鉄道のほうが世の中に名が知れるようになりました。4月21日テレビでもぶらり旅で紹介されていました。
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列車は普段は1両のワンマン列車ですが(デイゼルカー)、休日になると来訪者が多く2両連結となります。
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色も菜の花にちなんで黄色と緑の色で統一されました。今年から脱サラをして、授業料を自己負担して新たに気動車の運転手に3人合格されて、現場に入ったとの新聞報道で知りました。
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そしてムーミンのキャラクターを使用し各列車の前にそのキャラクターのマークを掲げていてとても可愛いです。
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大多喜駅から国吉駅までを往復しました。(片道320円でした)
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沿線はちょうど菜の花がきれいに咲いていました。まさに菜の花列車です。
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大多喜駅に戻って散策。大多喜の町は、徳川家康の家臣四天王のひとりと言われた本多忠勝が築いた10万石の城下町です。今ででもその町並みが残っています。その雰囲気を残したとんかつの店「有家」は有名で非常に分厚く柔らかいとんかつを食べさせてくれます。
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すみません。また写真を撮る前に手を付けてしまいました。これは家老とんかつ定食です。大名とんかつもあります。とても美味しくて手ごろなお値段です。
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このお店の前にお蕎麦屋さんがあるのですが、この日はもう売り切れでした。こちらのそばも有名です。
腹ごしらえをして、大多喜城へ歩きました。
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おりしも桜も満開でした。
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坂を登って大多喜城へ。もちろん再建されたお城ですが今は資料館となっています。
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桜に囲まれた大多喜城は美しい。
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大多喜城に入って鎧兜をつけてみました。かなり重い兜でした。
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最近昔の列車を新たに購入し、観光用急行列車として1日何往復かしています。
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内房線の五井駅から上総中野駅でいすみ鉄道に接続します。是非一度訪れてみたら良いと思います。ちなみに筆者は大多喜駅の近くの町営駐車場に車を止めて歩いてみました。

いすみ鉄道(菜の花列車・ムーミン列車)紹介」への2件のフィードバック

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    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    長年通いなれた大多喜のことですが、木原線の名前の由来はしりませんでした。すごーい博識ですね。
     ここ何年かムーミン列車が可愛い絵をつけて大多喜駅に停まっているのをみかけます。
    村おこしが成功したのですね。
     久しく大多喜城にも行っておりませんが、坂道をのぼりながら仰ぐ青空とピンクの桜はさぞ綺麗だったことでしょう。
     来週、墓参に訪れる折にはブログを参考に改めて街や電車、お城を観察してみることにします。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    お久しぶりです。相変わらずお元気でご活躍のご様子ですね。
    この春、私も青春18きっぷを利用して、故郷房総の鉄道をいろいろ乗り継いでみました。スタートは常磐線日暮里駅から。金町を過ぎて江戸川を渡ると松戸、柏、我孫子と過ぎ、成田線で成田へ。千葉の電車は昔の横須賀線のお古から、すべてイエローとブルーの新型車両になっていました。成田からはまず乗ったことがなかった鹿島線直通電車で鹿島神宮へ向かい、佐原まで戻って水郷地帯をちょっと散策、さらに銚子を目指しましたが、乗り継ぎの関係で一駅前の松岸で総武本線に乗り換えました。その後、東金線、外房線、内房線と房総半島をぐるっと一周しました。子供のころに親しんだ電車に何十年ぶりに乗れてうれしかったです。
    残念ながら、いすみ鉄道、小湊鉄道、久留里線はパスでした。スカウト活動を通じても何度かお世話になった路線でもあるので、近い機会にでもお邪魔しようかと考えています。
    本当に房総半島はあたたかく、花がきれいで、のんびりしていいところですね。

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