何故ブルーベリー畑なの?

22年前、親の病気が原因で会社を辞めなくてはならなくなり木更津の家に戻りました。
実はもと田んぼだったところ約2反分が、埋め立てし休耕田になっていました。そこに毎年セイタカアワダチソウやら茅・ススキやその他雑草が夏になると人間の背丈以上に育ってしまい荒れ地になっていました。放っておくと近所からクレームがでて、市役所から草の刈り取り命令が出るんですよ。もし自分で刈らなければ市が業者に頼んで、かかった費用を地主に請求しますということでした。これは困ったということで初めの頃は父の仲人子達が集まって刈ってくれていたのですが、それでは私も申し訳ないと思い、草刈り機を購入して参加し始めました。
そのうちいつしか自分一人でやるようになっていました。これは義務感としてやらざるをえないようになっていました。夏の炎天下、草刈りを目的無しやるのはとても辛いことです。
3年前のことです。もといた某石油会社の同期会でその話をしたら、皆さん定年間近だから、貸し農園すれば皆参加するから整備したらと進められました。でも都内から離れた土地だし、近隣にいくらでもあるでしょ。だからやっても難しいと思うよと言ったのですが、いやいや千葉在住の人間も10人くらいいるし、アクアラインを使えばすぐいけるから・・・等々意見が出ました。本人その気になって近所の仲間にお願いをして機械を入れて整地をして準備をしました。次の同期会に行って話したところ、俺は腰が悪いから無理、耕作は好きではないら遠慮とかで、何と参加者は一人だけ。全く口ばかり達者な当てにならない同期の仲間です。仕方が無いから同期の千葉在住S沢さんと二人でとりあえず畑を始めてみたのですが広すぎてとても手に負えません。
そんな所に、近所で農協の指導員をしていたE先生が15年くらい前に父の影響で(アドバイス)で農協を辞め自分でブルーベリー畑を、もとはただの山を奥さんと二人で開拓しブルーベリーの苗を植え始め、今では1800本の観光ブルーベリーつみ取り園を営んでいます。E先生今では全国でも有名なブルーベリーの先生になりました。
このE先生の薦めでノムサン、それだったらブルーベりー始めたらと薦められました。ブルーベリーは最初は大変だけど一単植えたら後は何もしないで下草刈りだけすれば3年すれば実がなるよ。横着な人間ほど向いているよって言われてその気になりました。
ブルーベリーの苗を植えたばかりの畑”2010年2月
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今では草刈りをするのも大変ですが、2年後を楽しみに積極的に取り組んでいます。健康的にも良いようで血糖値も下がり、体重も減り、色は百姓やけしてますが体調も良くなりましたよ。
これからこの木更津の奥座敷をブルーベリーの里にしたいとのE先生の夢に乗っかりブルーベリーを始める事にしました。今年は我が木更津の奥座敷には4軒のブルーベリー観光摘み取り園がオープンしています。私の所は180本と規模は小さいですが、後2年には実が採れるようになると思います。
我が里のブルーベリーの品種は、ラビットアイという品種でとても甘いですよ。是非一度お出で下さい。
7月中旬~9月中旬まで開園しています。因みに摘み取り食べ放題1000円/人だそうです。一度お試しあれ。
ブルーベリーの師匠E先生
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たわわに実った完熟ブルーベリー(完全無農薬です)
完熟したブルーベリー
完熟ブルーベリー
次回は我が家のその後のブルーベリーを紹介してゆきます。

投稿の方法

多くの皆さんからコメント書き込みの仕方がわからないとの疑問をメールにて頂きました。
手順1、通常ブログ画面を開く。
2、画面の一番下に commentという文字に合わせクリックする。
3,各コメント欄の下にコメント投稿欄があります。そこに名前を記入(仮名でよい)、メールアドレスを記入しなくても良いです。題名をいれる・URLは記入しなくて良い。最後にメッセージを書く。
4,下のSUBMITをクリックする。認証用のキーワードがカタカナ・ひらがなで出ているのでそれを数字で□欄に打ち込み下の送信欄をクリックすれば投稿終了です。試してみてください。

我が家の大蛇

7月18日母屋の仏間の玄関の脇に、蛇の脱皮した抜けがらがありました。
私は蛇は嫌いですが、昔から母屋には大蛇が住んでいます。数年前に裏庭で草刈りをしていたら、草の中から2メートル近くある蛇が突然現れて縁のしたに逃げ込みました。しっぽを捕まえたのですが重くてそのまま逃げられてしまいました。さらにそれより以前表庭から表玄関の石の隙間に逃げ込む蛇も見たことがあります。
19日に自宅で法事があったのですが、叔母が子供の頃、寝室で寝ていたら突然蛇が上から落ちてきたことがあると言っていました。昔から住んでいるのでしょう。10年くらい前に飛騨高山の民宿に泊まった際、古い民家に大蛇の抜け殻を額に入れて飾っていました。ご主人曰く、家の守り神だそうです。よく家に住みつく蛇はその家を守ってくれと言います。住人にとっては気味が悪いですが、そう思いながらこれからも元気で住んでいて欲しいと思います。この蛇は、シマヘビかアオダイショウではないかと思いますが分かる方教えて下さい。
大蛇の脱皮した抜けから発見時
延ばしてみた抜けがら
延ばしてみた抜け殻

ホタル

真竹林の中に、わずかですが水がしみ出でています。昔から6月の下旬ごろになると1,2匹ホタルを見かけました。昨年の春地元の有識者で花見の会がありました。その中に、20年前に東京浅草から地元の山の中に引越しをしてきて、最近ほたるの自然成育に取り組んでいるK先生とめぐり合いました。家の敷地ないでも飛びますよとお話をしたら、是非その場所を見たいということですぐに現地にお連れしました。現地を見るや「ここならホタルは育つ環境ですよ。是非ゲンジホタル生育に取り組んで見ませんか」というわけでK先生のご指導のもと、環境つくりに取り組みはじめました。そして昨年6月6日にホタル鑑賞会を庭で開催し、ゲンジホタルの成虫を50匹ほど飛ばしました。でもそのホタルは家で育てたものではありません。来年は是非ここで返しましょう。
ということで土留めをし堰を作り、カワニナを近くの湧水地から300個くらいを投入しました。その後ゲンジホタルの幼虫を3月ごろその堰に入れました。待つこと3ヶ月近所では、もうゲンジホタルは飛んでいるとの情報を聞き、そこへ見に行ったらなんと山の中の谷津田に200匹位のゲンジホタルが飛んで、まさに幻想的な光景で生まれて始めて自然の中で多くのホタルを見て感動しました。それに比べ我が家の失敗かな?と残念に思いました。
それでも毎日夜8時ごろに、現地に覗きに行っていました。ところが6月中旬になったある日ゲンジホタル2匹飛んでいるではありませんか。ヤッター!!という気持ちで、嬉しくなりK先生に電話で今飛んでますと報告しました。「お宅は竹林に囲まれているから遅かったんですよ。今年は飛んだのだから、明らかに育つ環境であることが証明されたんですよ。来年はもっと飛びますよ」と言われました。結局10日間の間に7・8匹飛びました。
下流に50㎡くらいの田んぼのような池を作りました。そこはヘイケホタル用です。そしてK先生が5月に稲を植えてくれました。ヘイケホタルはゲンジホタルより小さく雑食性なので、カワニナだけではなくタニシの子供でも食べるのだそうです。6月下旬ごろから飛び始め常時10匹位が光っていました。ヘイケホタルは体も小さく光り方も早い点滅でした。自分にとっても始めての事で、また来年増えることを楽しみに整備していきたいと思っています。
ゲンジホタル用の堰
竹林の中の堰
カワニナ
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竹林の中の小川
小川の様子
川下に作った小さな池(ヘイケホタル用)
川下に作った小さな池

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稲を植えた池
稲を植えた池(ヘイケホタル用)
ホタル
ホタル
豆知識
ホタル広く世界に分布しておりおおよそ2000種あるそうですが、日本では光るホタルは10種ほどです。
代表的な日本のホタルはゲンジホタルとヘイケホタルです。
ゲンジホタルは体長15mmでヘイケホタルは8㎜と小さいです。発生時期は千葉では6月上旬にゲンジ、下旬に
ヘイケと時期はづれます。ゲンジはより綺麗なみずでなければ育ちません。水道水や生活ざっぱい水の入り込む所では育ちません。また常時水が流れていないと幼虫は死んでしまいます。また井戸水を掘って流しても、水温が低すぎるとやはり育ちません。何故かヘイケとゲンジは同じ場所では生育しないそうです。
光り方はゲンジはヒカリも大きくゆっくりと点滅します。したがって非常に優雅に見えます。ヘイケは点滅が早く光の動きも早いようです。成虫になる前は、ほとんどの期間水分の多い土の中で1年近くを過ごします。成虫になり10日間位しか活きません。その間にオス・メスが交尾をし産卵します。その後は死にます。せみのようですね???

お礼

皆さんブログを見ていただきありがとうございます。
またコメント頂いた方に感謝します。
観光農園では規模が大きすぎるので、自然園(竹の子ほり、ホタル鑑賞、アジサイ、ブルーベリー摘みなど)
にしたいと思っています。また写真の一番下にあるのは欅の木ですが、この下で休憩・キャンプなども
できるようにしたいなーなんて考えています。
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次回はホタルについて報告したいと思います。

木更津の奥座敷の自然に囲まれた古民家の四季を紹介します。

木更津の奥座敷、自然に囲まれた馬来田の四季を紹介をしてゆきます。
N家は約300年まえに初代が生まれ、現在14代目が当主です。
現在の家は明治の初め頃火事により焼失して建築されたものです。
この地域では一番古い家といわれています。その後増改築されていますが家の半分は昔のままの姿で残されています。大黒柱が2本ある家は珍しいそうです。
正面玄関入り口
母屋の門
母屋の横から
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池のある庭・昔は蔵があった所。
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江戸時代は庄屋でしたが、明治以降は政治家の家でした。
屋根は萱葺きですが、30年前に家紋つき金属製の屋根で覆われました。
今ではお蔵はなくなりましたが、昔の庄屋さんの庭がそのまま残っています。
庭から母屋
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奥の床の間
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レトロな柱時計(今は止まったままです)
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床の間の欄間
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寝室の欄間に飾られた額
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庭には深さ1・5Mの池があり、深さ120m地下から掘上げた井戸水を供給しています。
裏山には直径20cmの孟宗竹林、横には真竹林があり、シーズンには竹の子がたくさん生えていきます。また真竹林の中に自然の清水(わずか)ですがあり、小さな水の流れがあります。昔は稲の種モミの井戸として使われていました。
裏山の孟宗竹林
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竹の子(この程度は柔らかくて美味しい)
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昨年からホタルの育成に専門家の指導を受けて取り組みました。
今年は6月10日ごろから6・7匹ですが源氏ホタルが飛びました。
6月下旬頃から平家ホタルが10匹くらい飛びました。来年はもっと期待できそうです。
また真竹林脇にある農地にブルーベリーを180本今年2月に植え、二年後には実がなることを楽しみに、今は下草刈に励んでいます。
堰きとめた稲の種もみ用の井戸
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ブルーベリー畑に苗を植えた時のもの(2010年2月)
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裏庭に桃の花が咲いています。
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欅の木の下を開拓し広場に。手前は植えたばかりのブルーベリーの苗。元気に実をつけるのは3年後の夏。
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いずれは、観光自然園の開園を夢見て頑張っています。これからこのブログを通して房総の四季の移り変わりを紹介してゆきます。皆さん応援してくださいね。